ネット集客の間違った考え方
「今までの集客は古い!」
「最新の●●集客!」
「これからは●●の時代!SNS活用した集客とは?」
なんて言葉が躍っていますよね。
で、そういうのを見ると、ついつい
『お? なんかすごい方法があるんじゃないか……』
なーんて、期待して見ちゃいますよね。
でも……
ネット集客の基本なんて、何十年も変わってないですから!
そうなんですよ。基本は何も変化していません。
そもそも、ネットであろうが、実店舗であろうが、いや、ビジネス以外でも人を集める方法なんて基本は何も変わっていません。
そこをすっ飛ばして集客方法が違うなんてありえません。
そもそも人が集まる現象はどうやって起きている?
では、集客、そもそも、人が集まるってどういうことか考えてみましょう。
下の動画を見てください。
英語ですが、分からなくてもOKです。
3分後に驚くことになっているので、それだけ確認してくださいw
どうですか?
最初は一人の若者が裸で踊っていただけなのですが、どんどん人が集まって大集団になります。
この動画はリーダーシップを説明する動画として全世界で紹介されているので、知ってるかもしれませんが、まさに、これが集客なのですよね!!
もう、6年以上前になりますが、Facebookの集客ということで、セミナーでも何度も紹介して、好評でした。
オンライン動画でも説明しているので、気になる人は下記を見てくださいね。
話を戻して……。
この裸の若者が、これだけの人を集めることができたのかについて考えてみましょう。
『踊る男』が集客できる理由
重要なポイントは2つだと思います。
ポイント1 多くの人が見ている
「当たり前だろ!」って怒られそうですが、意外とこの基本を忘れている経営者、多いんですよ。
特にインターネットの場合は、ホームページを作って、ただアクセスを待っているだけ。
そんなのじゃ、アクセスなんて集まりません。
ともかくアクセスが集まるようにすることが重要になります。
ポイント2 踊り続けている
これまた、「当たり前だろ!」って言われそうですね(笑)。
しかし、これも、言葉で分かっているのと体感できているのとでは、雲泥の差があります。
最初、彼は、たった一人で踊っています。
しかも、一人で踊っている時間は長いのです。
この一人で踊り続けることができるかどうかが、その後の変化に大きな差を生みます。
もし、この男が、一緒に踊る人が出てくる5秒前に止めたら……
この後の変化は起きません。
全く反応がないのに継続すること。これ、かなり勇気が必要です。
では、この2つのポイントをインターネットでの集客で考えてみましょう。
インターネットでの集客(アクセスを集める)は、どうやる?
どうやってアクセスを集めてくるのかを常に意識しておかないと、ホームページは活かせません。
電話で考えれば分かりますよね?
新しく電話を引いても、どこにも電話番号を伝えなければ、掛かってくるわけがありません。
知り合いに伝える、名刺に入れる、メールのフッターに書く、封筒に印刷する・・・・
そうやって知らせますよね。
ホームページも同じです。
実店舗なら、人通りの多いところであれば、新たに店ができれば、入ってくる人もいるでしょう。
しかし、インターネットの場合には、ホームページを作ったところで、誰もそれを知ることはありません。
そもそも、毎日、世界中で数えれきれないほどのホームページが作られているのですから、見られるわけがないのです。
とにかく、あらゆる手段を使って知らせる必要があります。
一般的には、特定のキーワードで検索されたときに上位に上がれば、アクセスしてくれるようになるので、検索上位に入ることを考えます。
いわゆるSEO対策を行うのです。
年々、競争が激化するSEO対策
このSEO対策ですが、どんどん競争は激化しています。
その理由は簡単で、ホームページの数が多くなっているから。
私がホームページを持ったのは、1995年でした。
その当時は、まだまだホームページは少なく個人で持っている人なんて、ほんの一握りでした。
花火の写真を掲載すれば、出版社から表紙に使わせてほしいと連絡が入りますし、冷やし中華の店を回って写真を掲載すれば、雑誌に載りました。
海外からも、質問や問い合わせのメールが来るような時代で、迷惑メールなどほとんど入ってこない時代でした。
しかし、今は、ホームページだけでなく、ブログやSNSもあり、企業も商品ごとにホームページを作るとか、チェーン店の店舗ごとにホームページを作るなんて珍しくもなんともありません。
店員がブログを運営していることもあります。
さらに、趣味のページや個人が興味を持って調べた記事のブログなど、とんでもない数のホームページやブログが存在します。
それだけ莫大な数のホームページの中から選んでもらうのですから、より上位に表示されるための競争は激しくなる一方なのです。
言い換えれば、新規顧客を獲得するのは、大変な時代になっているのです。
そして、その傾向は、少子化になっていくことを考えると、ますます厳しくなっていきます。
では、ビジネスを考える場合には、どうすればいいのでしょうか?
お客さんの種類は、たった2種類!
売上を確保するためには、お客さんにアプローチするしかありません。
そこには、大きく2通りのお客さんがいて、一つは、これまで書いてきた新規顧客です。
もう一つは、これまで接点のあった既存客ですね。
新規顧客の獲得
いままで接点のない新しいお客さん。
これは、非常にコストがかかります。
考えてみれば当たり前ですが、まだ、あなたの会社や商品を知らない人にアプローチするのですから、そもそも、どこにいるのか、どんなところから情報を得ているのか分からない人たちです。
となると、ともかく露出を増やすしかないことになります。
ネットでいえば、バナー広告やPPC広告、SEO対策して上位表示するといったことになります。
しかし、これらは、いままで接していないお客さんなので、ほとんどが『ハズレ』になります。
だって、そもそも、興味がない人の方が多いからです。
分かりやすく言えば、毎日電車に乗って通勤していても、ファッションに興味がなければ、周囲の人の服装やカバン、髪型を見ていてもなんとも思いません。
しかし、理髪師や美容師なら、周囲の人の髪型って気になるでしょう。
新しいバッグが欲しいと思っているOLなら、他の人の持っているバックが気になるはずです。
この数人しかいない『気になる人』を探すために電車内の吊り広告はあるのです。
そう考えると、ほんの数人のために広告費をかけるのですから、そりゃ効率は悪いです。
だからといって、新規顧客を獲得するのを止めるわけにはいかないので、SEO対策は継続しなければビジネスは終わってしまいます。
つい最近もこんなニュースがありました。
アーウィン女性探偵社」を経営するアンエージェンシー(株)が破産申請
広告宣伝費などを中心に慢性的に費用負担が重く、コスト見直しの一環としてSEO対策費を削減するなどしていた。しかし、同業他社との競争が激化し、SEO対策費などの見直しが結果的に受注機会の減少を招き、直近では業績不振が続いていた。
かなり前には、スポーツ飲料のゲータレードが広告費を削減したことで、一気にシェアを失うということもありました。
これについては、ポッドキャストのITニュース番組でしゃべったので、興味があれば視聴してみてください。
足立明穂の週刊ITトレンドX
リリース2017年4月5日 仮想通貨の詐欺にご注意を! 他
【今週の放送内容】 <ピックアップニュース> 「アーウィン女性探偵社」経営会社が破産 SEO対策費の削減が裏目に
ともかく、SEO対策は、これからコストが増加するということを肝に銘じながら続けることですね。
既存顧客の獲得
問い合わせの合ったお客さん、資料請求してくれたお客さん、もちろん、購入してくれたお客さんは、すべて既存顧客になります。
一度でも、なんらかの接点のあったお客さんです。
インターネットの場合、接点があったとなると、メールアドレスは取得しているはずです。
そのメールアドレスのリスト、これが、めちゃくちゃに重要になります。
余談ですが、昔の承認は、顧客リストである大福帳には、コンニャクを塗った紙を使っていました。
なぜ、そんな紙を使っていたのかというと、万が一、店が火事になったときには、大福帳を井戸に投げ込み、火から守ったといわれています。
店が火事になってしまっても、顧客リストさえあれば、その後も商売が続けられるということなのです。
それほど顧客リストは大事なものであり、お金を産み出すものなのです。
さて、そんな大事なリストですが、使いこなせていますか?
メールアドレスを取得しているのですから、できるとは、メールを送ること。
いわゆるメールマガジン(メルマガ)です。
ただ、メルマガを出している企業って、ものすごく少ない。
「ウソだろ? ショップからのお知らせとか、毎日のように来ていて、迷惑なほどだよ!」
あー、確かに、ショップのメールとかって、そうですよね。
アンケートとか、クイズに応募しても、次々、メルマガが届きます。
ですが……。
そんなものは、正しいアプローチではありません!
そもそも、受け取っているあなたが、迷惑に思っているなら、そんなものは、即ゴミ箱へ行くDMや郵便受けに入っているチラシと変わりありません。
お客さんとの関係性を構築していかなければ、ファンになってくれないですし、喜んで買い続けるお得意さんにはなってくれません。
メルマガって、宣伝や広告のためのツールだと思っている経営者が多いのですが、人間関係を構築するツールだと認識を改めた方がいいです。
キャンペーンの案内や新製品の紹介だけ送ってくるメールなんて、受け取る側からすれば、『それは、お前のところの都合だろ?』ってことで、嬉しい情報ではありません。
「主婦が毎日みているスーパーのチラシはどうなんだ?」
なんて、愚かな質問しないですよね(笑)。
スーパーは、食材や日用品を買うために日常的に行く場所なのですから、特売情報だけでいいのです。
『店長の想い』とか『スタッフの紹介』とか、どうでもよくて、それよりも、今日はタマゴや安いのか、ジャガイモが安いのかといった情報の方が大事。
ところが、あなたの会社のホームページは、決して日常的にアクセスするものではありません。
特売だから買ってくれるというものでもないでしょう。
他の競合企業と比較して、調べて、自分にとって価値のあるのはどれなのかを考えて購入へと至るのです。
だからこそ、商品のことだけでなく、その企業のことを知り、経営者のことを知り、スタッフのことを知ることで、親しみを持ってもらい、購入へとつながります。
特に一度購入してくれたお客さんは、その後の不安や悩みを持っているかもしれません。
それをフォローしていくからこそ、『いい会社だ』って思ってもらえます。
それが次の購入へと結びついていくのです。
企業側の都合ではなく、購入してくれたお客さんだからこそ、次におススメする商品やサービスをしっかり吟味して、あるいは、よりいいモノを開発して提供する。
そのためにメルマガがあります。
メルマガでフォローし、関係性をしっかりと構築することで、リピーターになってもらい、LTV((Life Time Value、顧客生涯価値)を上げていくことが重要なのです。
そうすることで、先のコストのかかる新規顧客獲得も楽になって、いい循環になっていくのですね。
インターネットでの集客は、新規顧客をSEO対策で獲得し、既存客をメルマガでフォローしLTVを上げていく。
これが、基本中の基本です。
だからこそ、メルマガの手法を知っておくべきです。
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