ブログを継続していても効果出すように書いています?
オウンドメディアという言葉が、だんだんトレンドになってきています。
簡単にオウンドメディアのことを復習しておくと、ビジネスに使うメディアには、ペイドメディア、アーンドメディア、オウンドメディアの3つに分けられます。
ペイドメディア(paid media):
PPC広告、バナー広告等、支払を伴い費用対効果を重視するメディア。
アーンドメディア(earned media):
ソーシャルネットワークのように、信用や評判の獲得を目的とするメディア。earned とは(信用、評判)を獲得するという意味です。
オウンドメディア(owned media):
Webサイト、ブログ(CMS)等、自社所有のメディアで、多様なメディアを統合・補完するハブの役割を担うもの。
http://web60.co.jp/owned_media.html
オウンドメディアとは何か、明快に分かる! | Web集客の開花塾 より
簡単に言えば、お金を払って新聞や雑誌などに掲載するのか、SNSのFacebookやTwitterなどを利用するのか、それとも、自社で作ったブログに掲載するのかってことです。
この自社のブログのことをオウンドメディアと言っているのですが、これが、分かっているようで、なかなか理解するのが難しい。
企業のホームページなんだから、商品やサービスの紹介をするにしても、そんなのネタがすぐに底を突いてしまいます。
で、よくあるのが、社長の昼食写真とか、意味の分からない散歩の途中で見かけた花や動物の写真ですw
そんなもの、誰も興味ないですから!!
そうなのです。オウンドメディアって、読んでもらわなければ、アクセスアップにはつながりません。
コンサルしてる企業さんでも、最初は、ものすごく気合を入れて記事を書いています。
中には、ものすごく頑張っていて、毎週1記事をしっかり書いている社長さんもいます。
でも・・・・。アクセスアップにつながらない。
そこには、継続するだけでは、難しい何かがあります。
一つは、以前にも書きましたが、このサイトのようにほとんど更新していなくても(をい!w)、上位をキープするテクニカルな方法が必要です。
もう一つは、コンテンツの書き方です。
書き方というのは、情報量とか内容もありますが、それ以上に、ストーリーをどのように作り、読み手の感情を揺さぶるのか?です。
企業、特に経営者になると、企業間の取引や、銀行などとの付き合いがあり、商品を販売するときの文章とは全く違う質の書類ばかり読み書きするようになってしまいます。正しく正確に、きっちりとした文章に接することが多くなるのです。
しかし、マーケティングでは、必ずしも、論文のような、あるいは、契約書のような正確に間違いのない日本語を使うことが、『アクセスを集める文章』ではないのです。
そんな文章の作り方、オウンドメディアとしては、どうすればいいのか?
それを解説した本が出てきました!!
この本には、単に文章だけの話ではなく、『コンテンツ』と書かれているように、写真や図、動画や音声にまで言及しています。
ライティングやデザインの書籍は、書店にいけば、たくさんあるのですが、動画や音声、オンラインセミナーまで含めて、コンテンツの全体の考え方、作り方を説明した書籍は、他では見たことがありません。
そういう意味でも、オウンドメディアを考える上で欠かせない書籍だと思います。
特に、経営者には、これを読んでほしいですね。
というのも、経営者は、自社のブログやホームページの細かなところをチェックするよりも、全体として方向性を間違っていないのか、制作会社が提案してくる新しい発信方法は自社に合っているのかという視点で見る必要があります。
そのためには、オウンドメディアの全体の話を理解していないと、ついつい局所的なところばかり見てしまって、全体としてはアンバランスになってしまうからです。
そのアンバランスが、アクセスを取りこぼしてしまいます。
これ、『樽の理論』ですよね。
木の樽は、1枚でも短いのがあると、もっといっぱい入るはずなのに、短い板の長さまでしか入らなくなってしまいます。
オウンドメディアも同じで、全体のバランスがとても大事です。いくら記事がよく書かれていても、タイトルがダメだとクリックしてくれません。
タイトルも記事もよくても、リンクの位置が分かりにくければ、他のページに誘導できませんよね。
だからこそ、手元に置いておいて、読み返す、あるいは、社員に配って、読んでおけ!って指示しておくべきだと思いますよ。